ここは名古屋にあるカリブ海。
リゾートではなくローカルな。

食材とスパイス

イギリスの植民地だったトリニダード・トバゴでは
1834年に奴隷が解放された。
そのためアフリカ系黒人の数が減少し、労働力不足を補うため、同じイギリス植民地のインドから
多くのインド人が労働者として渡来した。
アフリカ、インド、ヨーロッパなどさまざまな文化がミックスされ、
独特の食文化に発展した。

(外務省HPより)

カレーパウダー

 
トリニダード・トバゴではカレーにカレーパウダーを使う。市販品のほか、各家庭でも作る。塩や唐辛子は調理中に後入れすることが多い。

現地の配合を参考にしたオリジナルのカレーパウダーを自家製しています。
 
 

グリーンシーズニング

 
パクチーやパセリ、ニンニクなど生野菜に生の唐辛子を加えた「青物調味料」。多くの料理で下味に使われる。

自家製のグリーンシーズニングを作っています。ただし現地では香草にパクチーファラン(ノコギリコリアンダー)を使いますが、手に入らないのでパクチーを使っています。
 
 

生唐辛子

 
料理の辛味は、生の唐辛子で味を調整するのが現地流。唐辛子はジャマイカ原産の「スコッチボネット」を使うのが一般的。激辛で有名な「トリニダード・スコーピオン」はトリニダード原産。

当店では基本的に日本で栽培されたスコッチボネットを使用。秋に入荷した生の唐辛子を冷凍保存して使っています。
 
 

アムチャーマサラ

 
クミンやコリアンダー、フェネグリークなどのシードスパイスをローストして粉砕した、トリニダードトバゴ独特のマサラ。市販品のほか、各家庭で作ることも。語源は不明だが、元々はマンゴを調理するためのマサラだったとも言われる。

当店では現地のレシピを参考に、自家製でアムチャーマサラを作っています。

 
 

ロティ


インドでポピュラーに食べられているパンの「ロティ」。トリニダードでローカルに進化した。ロティの定義は「全粒粉で作った無発酵のパン」だが、トリニダードでは普通に万能麦粉を使う。

トリニダードにもさまざまなロティがあるが、いちばんポピュラーなものはパラタ(Paratha)と呼ばれるロティ。成形時に層を作り、薄く延ばして「タワ」という鉄板で焼き上げる。

ロティをちぎってカレーをつまんで食べるが、ビリビリにちぎったTシャツにかけて「Buss up Shut」とも呼ばれる。